観音禅寺とは

本尊さまは、聖徳太子 が28歳のときに一刀三礼して彫ったと伝わる 十一面観音大菩薩 。60年に一度の大開張、30年に一度半開帳される 秘仏 です。

そのむかし、琵琶湖の南の地帯で多くの山岳寺院を開き、
金蕭菩薩と称された伝説の人物によって開かれ、東大寺開山の良弁僧正によって伽藍が建立された、法満寺という奈良興福寺下に属す大伽藍の守り仏として祀られていました。

その後、織田信長の時代に兵火によって全山が焼失しました。 しかし、この観音菩薩だけは、焼け野原となった曠野に争いの世を憂う慈悲深い姿で厳然として佇んでおられました。その袖には今もそのときのものと思われる焦げ跡が残っています。戦の劫火にも焼かれることがなかったことから、この観音さまは
「火伏せ」「闘諍除け」のご利益がございます。

その後、観音さまは地元の人々によって守られつづけ、江戸時代に列岑禅師によって堂宇が再建され、観音寺と名づけられました。そして、西鮮禅東禅師が住職となったときから、観音寺は禅宗である臨済宗に属すこととなりました。

現在、観音禅寺の本堂には、この本尊十一面観音大菩薩(厄除竜王観音)のほか、「身代わり観音」(十一面観音坐像)、「十二支守護仏」(大日如来・阿弥陀如来・文珠菩薩・普賢菩薩・千手観音菩薩・虚空蔵菩薩・勢至菩薩・不動明王)、恋愛と勝負事にご利益がある「愛染明王」、さらに「大日如来」、「不動明王」、「弘法大師」、「地蔵菩薩」などが祀られています。

境内の稲荷堂には「正一位白鬚稲荷大明神」が祀られており、商売繁盛・家内安全・五穀豊穣で信仰を集め、併せて「弁才天」、「大歓喜聖天」、「毘沙門天」が祀らております。その横には、修験道の高祖である役行者神変大菩薩を祀る小さな行者堂があります。

とりわけ、本尊十一面観音大菩薩さまは、
厄除け交通安全火難水難除け闘諍除け(争いごとを除き、人間関係を改善する) などにご利益があることで信仰を集め、遠くからも身上相談や家相相談、お祓い、ご祈祷、命名などに多くの人が訪れます。初参り(お宮参り)、七五三詣にもいらっしゃいます。出張祈祷も受けつけております。

さらに、
坐禅写経を随時受けつけており、出張指導も行っております。坐禅・瞑想のほかにも、仏教学の講義もご依頼に応じております。

また、昔から
観音霊籖(みくじ占い)の秘法が伝えられていることは、観音禅寺の特筆すべき特徴です。神社でよくみかける自分で引くおみくじとは異なり、住職と面談して具体的に占う内容を定めた上で、住職が読経の後におみくじを引き、その内容を丁寧に説明するという、元三大師に発祥する伝統的方法で行っております。 人生の岐路に立った時、結婚、増改築などの際、一人で思い悩んだり、欲望や都合を先行させるより、素直なこころで神仏の声・自心の内なる声に耳を澄ましてはいかがでしょうか。